7月7日【誰そ彼のことばno.7】「私は、透明化されている人たちを描き続けたい」【仏教コラム】私は、透明化されている人たちを描き続けたい NHK朝ドラ『虎に翼』脚本家 吉田恵里香 異例の話題作、NHK連続テレビ小説『虎に翼』を楽しみにご覧になっている方は多いでしょう。かくいう私(厳念寺の若坊守)も毎朝、胸を揺さぶられながら観ている一人です。...
2023年4月28日【誰そ彼のことばno.6】「『向かうところ敵なし』とは敵を持たないことです」【仏教コラム】「向かうところ敵なし」とは敵を持たないこと 僧侶・天野こうゆう 「向かうところ敵なし」――。非常に強くて、どんな相手にも負けないことの意味で使われる言葉です。「今のあのチームなら、向かうところ敵なしだね」。こんな感じでしょうか。...
2022年2月27日【誰そ彼のことばno.5】「平和だから、朝ドラ受けがあった」【仏教コラム】「平和だから、朝ドラ受けがあった」 ツイッターの声 「朝ドラ受け」とは、平日朝8時15分からのNHK番組『あさイチ』の出演者が、直前の同局の朝のドラマ(朝ドラ)『連続テレビ小説』について番組冒頭でコメントを行うことです。その日の主人公のふるまいや台詞、ストーリーに直後の放送...
2021年12月31日【誰そ彼のことばno.4】ほとけ正月【仏教コラム】ほとけ正月 ほとけ正月 日ごろ忙しくしていても、お正月とお盆は故郷に帰り、家族や懐かしい人と過ごす方は多いでしょう。昔も「藪入り」といって年二回、一月十六日と七月十六日の前後だけは、よそで働く奉公人も雇い主から休みをもらい、帰省したものでした。...
2021年10月27日誰そ彼のことば:3元には戻れない。それなら、自分を変えるしかないよね (檀家の女性・70代) 【変化の時代に思う】 上の言葉は、お墓参りに来た檀家さんの言葉です。 緊急事態が解かれ、感染者も減少傾向にある東京。でも、「以前の日常が戻ってきた!」とまでは楽観視できない気持ちが、誰にもあるのでは...
2020年8月1日誰そ彼のことば:2水仙まんじゅうの季節になると パンプキン爆弾を思い出すのです 福井県出身・Nさん(70代) 【八月に想う】 水仙まんじゅう(地域によっては、葛まんじゅう、水まんじゅうとも)は、半透明の葛にこし餡が包まれた夏の涼菓。口にふくむと、ひんやりなめらかな葛と、ほんのりした甘さの餡が...
2020年6月8日誰そ彼のことば:1ワガママなのは分かっている。でも自粛中、皆がひきこもり状態だったから、何もしていない自分に罪悪感を覚えずに済んだ(友人・30歳) 【新しい日常】 緊急事態宣言の解除を前に、生きづらさを抱える友人がふと呟いた一言。誰もがひきこもっていた「停滞」期間は、私にしばしの安堵をもたら...
2020年4月30日『誰そ彼のことば』スタートほそぼそと厳念寺の新コラム『誰(た)そ彼(かれ)のことば』がスタートしました。 この企画は、日々の生活の中で出遇う誰かのことばを通し、仏教的な視点を交えつつ深め、味わっていこうというものです。 「誰そ彼」には元々「あなたは誰ですか?」という意味があるといいます。また、その言...