絵本展について
「子供の頃に心に残っている絵本は?」
「いま大切な人にとどけたい絵本は?」
厳念寺では「あなたとわたしの本展」をを開催する予定です。檀家さんや近隣にお住いの方、または厳念寺とご縁のある方など、総勢50名の方に「子どもの頃に心に残っている絵本」・「いま大切な人に届けたい絵本」の2冊を推薦して頂き、うち1冊の絵本を展示する催しです。
昨年から厳念寺では、お寺が身近にある生活を再考する「あの寺プロジェクト」を開始しております。広く「いのち」について考える場でもあるお寺が地域社会でどのような意味を持ち、また私たちの生活にどのように活かすことができるのかを実践を通して検証して行く活動です。そしてあの寺プロジェクトの一環として、京都のお寺「臨済宗建仁寺塔頭 禅居庵」(以下「禅居庵」)で毎年開催されている絵本展「はじまりの絵本~100人の子供と大切な絵本~」(以下「はじまりの絵本展」)を厳念寺でも開催することに致しました。
「絵本は、子供の時に多くの方が親や周りの大人に読んでもらった経験があるのではないでしょうか。また絵本は子どもが読むだけではなく大人が読み聞かせることで体験を共有することができます。そこには豊かな言葉、絵、物語が詰まっています。ページをめくるたび新鮮な驚きがあり、何度も何度も同じ絵本を読んでもらうことで新しい気づきがあります。絵本から学ぶのは子どもだけではありません、どんな大人も昔は子ども、心静かに絵本と向き合えば、忘れてしまったもの、気づかずににいるもの、失くしたと思い込んでいるものに光を当ててくれるそんな存在でもあります。泣いて笑って怒って…自分の中に起こっている気持ちが色々なものにあって、心の世界はどこまでも広く自由だと絵本は教えてくれます。」
禅居庵 副住職 上松正宗
禅居庵「はじまりの絵本展」
禅居庵では毎年「はじまりの絵本展」を開催しています。「子供の頃に心に残っている絵本」・「いま大切な人にとどけたい絵本」の2冊を100人の方に推薦してもらい、その推薦理由(メッセージカード)と共に、うち1冊(計100冊)を展示する絵本展です。
はじまりの絵本展を発案者である禅居庵の副住職、上松正宗師はこう述べています。
私たちはこのあたたかな思いと企画内容の素晴らしさに感銘を受け、是非自坊でも開催したいと思い「あなたとわたしの絵本展」の企画開催に至りました。皆さまと一緒にこの絵本展を作っていければと考えております。当日は50人の方が選らんだ「子供の頃に心に残っている絵本」「いま大切な人にとどけたい絵本」を紹介、選らんだ理由が書かれたメッセージカードと、2冊のうち1冊の絵本が展示される予定です。多くの方のご参加を心よりお待ちしております。
絵本展スタッフ一同